Offline Meeting Report
相馬いちご狩りツアーOFF

 5月4日に行われた「相馬いちご狩りツアーOFF」のレポートです。久々のツアーとなった今回のOFF会には、9名の参加者が集いました。五月晴れの空の下、今回もさんざん食べまくって参りました。(^^;) かつてないほどの行き当たりばったりなスケジュールでしたが、みなさん充分に楽しんでいただけたのではないかと思います。




上-左:らぶりーとっち〜/上-中:まさひろ苺園での記念写真
上-右:あっきぃちゃん、いつものポーズ/下:いちご畑に埋もれる人々

 ゴールデンウィークも終盤に近づく5月4日、当サイト公式OFF開催一周年記念となる「相馬いちご狩りツアー」が行われた。今回の事の起こりは、情報会計科1期生・山本早苗(HN:あっきぃ)さんの「松川のオムレツは美味しい!」という報告だった(・・・と思う)。企画段階ではボウリング大会を行った後、オムレツを食べながら表彰式ということで話が進んでいたのだが、筆者が「季節的に相馬でいちご狩りなどはどうか?」と提案したところ、「オムレツはいつでも逃げないから」・・・と、いちご狩りツアーが決定した。
 午前9時、例のごとく福島駅西口に集合した9名の参加者たちは、3台の車に分乗して一路相馬へと向かった。先頭はビル・・・じゃなくて文字どおりかしら号(文理科1期生・菅野禎さんのSKYLINE)、それにあっきぃ号(Will Vi)が続き、しんがりを努めるのはまつ遠距離未来永劫新世紀幹事号(文理科3期生・松崎厚史さんのAvenir)である。

 当日は天気も大変良く、絶好のドライブ日和であった。頭上の太陽は燦々と降りそそぎ、過ぎ行く風は肌に心地よい。山肌を覆う若葉は新緑に輝き、路肩の山吹が目に眩しい。このまま順調に目的地まで辿り着くことは疑う余地もなかった。ところが・・・。先頭のかしら号に搭乗したメンバーは、誰一人として和田観光苺組合の場所を知らないという(ならば先頭を引き受けなければ良いと思うのだが^^;)。途中で立ち寄ったコンビニで順番を入れ替え、最新のDVDナビを搭載したあっきぃ号を先頭に再び目的地を目指した。
 予定の時間より30分ほど遅れて現地に到着し、受け付けで会計を済ませてから18と書かれたプレートを受け取る。いちご畑は受け付けから少し離れた場所にあり、我々は再び車に乗り込んで18番のビニールハウス「まさひろ苺園」を訪れた。熟れたいちごの甘酸っぱい香りが漂うハウス内は広々としており、我々の他は数人を数えるのみ。ほぼ貸し切りとも言える状態の中、入り口で練乳を受け取って早速色鮮やかないちごを頬張った。実を言うと、筆者は毎年のように相馬でいちご狩りをしているのだが、この時期は既にいちごの最もうまい季節を過ぎていて、酸味を失ってただひたすら甘いだけという状態なってしまっていることが多い。ところが今年は当たりのようで、粒は比較的小振り(と言いつつ普通の感覚なら充分な大きさではある)ながら濃厚な甘さの中に適度な酸味があり、美味ないちごを存分に味わうことができた。


左:支部長ご乱心/右-上:原釜海水浴場にて
右-下:「まつ」遠距離未来永劫新世紀幹事長

 「まさひろ苺園」のおばちゃんと一緒に記念撮影を済ませた我々は、岩子を経て大洲へと抜けた。大洲から鵜の尾岬まで、松川浦の東側を南北にほぼ一直線に走る大洲海岸は、7月20日が「海の日」として国民の祝日に制定された際、日本の渚・中央委員会によって「渚100選」の一つとして選ばれた名所である。その風光は明媚にして爽快。右手には広大な海原が広がり、左手には潮干狩りを楽しむ観光客の姿。「来年は潮干狩りかなぁ・・・」などと考えるうちに、車は鵜の尾岬のトンネルを抜けて相馬の新名所、松川大橋を渡っていた。
 当初の予定ではこのまま相馬市街へ戻って昼食となるはずだったが、あまりにも見事な景色に心惹かれて急遽予定を変更、原釜海水浴場にて休憩をとる。相馬は佐藤江威子関東支部長(情報会計科2期生/HN:えいちゃん)にとって思い出深き地であることは事前に耳にはしていたが、懐かしい潮騒が彼女の中の「何か」を覚醒させたのか、ご乱心とあいなって靴のままいきなり入水を図ったときには正直驚きを隠せなかった。(^^;) もっともこれは事故であったらしく、その後彼女はきちんと靴を脱いで波と戯れてはいたが。


上:上にぎりを待つ面々/下-左:物欲しそうなあっきぃちゃん
下-中:これが「上にぎり」だ! /下-右:お食事中

 ほどよい空腹感を覚えるころ、我々の姿は相馬市街の「寿司清」にあった。まつ遠距離未来永劫新世紀幹事長に事前に下調べしていただいたお店である。二階の座敷に通された我々は一様に「上にぎり」を注文。さすが一人前¥2,000-もするだけあって、口の中に溶け広がるその見事な味は、一皿¥100-の回転寿司とは当然ながらエラい違いなのであった(ただし牡丹海老のあまりに強力なサビには泣かされたが)。
 食事と会話を楽しむ中、突如「百尺観音」の話題が上がる。あっきぃちゃんの話では、それはそれは天にも届くほどの大きな観音像があるのだとか。距離的にもそう離れているわけでもないということで、ここでまた予定を変更し、国道6号線を南下。「磨崖佛・百尺聖観世音尊像」へと向かった。


左:百尺観音前での記念写真/右-上:おみくじを引く人々
右-中:見返り支部長/右-下:売店のまねきねこ

 ここで、百尺観音にまつわる逸話を紹介しよう。百尺観音は相馬出身の仏師、荒嘉明氏が三峰山の麓に岩山を切り開いて建立した巨大な磨崖佛である。嘉明氏はお寺の仏像や観音像を彫って生計を立てていたが、あるとき「このまま一生を終わっていいのだろうか。小さな作品もいいが、一生かけて大きな仕事を成し遂げたい」と考え、崖を切り崩して大きな観音様を作り始めた。周囲の人間は彼を誇大妄想狂と罵ったが、彼の奥さんは働きに出て食費を稼ぎ、苦しい生活の中で彼を支えた。嘉明氏は30余年の歳月を費やして一人彫り続けたが、遂にその完成を待たずしてこの世を去った。しかし彼の意志は二代保彦氏、三代嘉道氏と引き継がれることとなる。百尺観音は現在88尺。完成すれば118尺で日本一巨大な仏像彫刻となるという。親子三代がツルハシ一本で彫り続ける壮大な観音像・・・。実にロマン溢れる話ではないか。


上:水産物直売センター
中:お土産品の数々
下:霊山でジェラート
 百尺観音でおみくじを引いた後は国道6号線を再び北上し、尾浜の水産物直売センターでお土産を物色する。この時点で午後3時をまわっており、どの店も値段を安く付け直していたが、関東支部長えいちゃんはその小さな体からは想像し得ぬ主婦パワーを爆発させて、ひと袋¥1,000-のあさりを3つで¥1,600-に値切ろうとして玉砕していた。一同は「ここにじゅんちゃん(文理科1期生・岡本純子さん)がいてくれたらきっと4つで¥2,000-はいけただろう」と無念の表情を浮かべていた。筆者も3つで¥2,000-となった筋子をかしら、みわちゃん(国際文化科3期生・佐藤美和子さん)の3人で分け、¥800-の「たこわさび」を買って帰路についた。

 あっきぃちゃんのDVDナビに翻弄されながらも一同は無事国道115号に戻り、最後の目的地、霊山のアイスクリーム屋へと向かう。ここのイタリアンジェラートは有名で、筆者も海水浴などで相馬に出かけた際には必ず立ち寄る店である。午後4時を過ぎて日も傾きかけ、だんだんと涼しくなってきている時間にも関わらず、お店の前は順番を待つお客さんの長蛇の列。一同はそれぞれに思い思いのアイスクリームを注文し、少々震えながら今回のOFFのラストを満喫するのだった(しかし食べてばかりですな^^;)。
 ここで筆者より出席者に宿題が出され、個人レポート用の写真を撮影した。レポートが提出されないことにはそれらの写真も公開されないのだが、今回は皆なかなかにコミカルなポーズをとってくれた。もっとも、ちょっと意味不明なものも少なくないのだが・・・。(^^;)

 霊山を後にして再び帰路につき、福島駅西口に到着したのは午後5時30分。久々のツアーOFFで日ごろのストレスを充分に発散した9人は、夏のOFF会での再会を約束し、楽しい思い出とたくさんのお土産を持って西口を後にした。

 最後に、個人的な感想などを・・・。
 筆者も、久しぶりに皆さんとお会いできて大変嬉しく思いました。こうして古くからの仲間たちと同じ時間を共に過ごすことができるのは、大変素晴らしいことです。高校を卒業して、自分とは違った道を歩んでいる方々と触れ合えることは、お互いにとって可能性の幅を広げる大きなチャンスとなっていると思います。機会がありましたら今後もOFF会を開催したいと思いますので、そのときはぜひまたご参加ください。
 車を出していただいた上、運転手を努めていただいたあっきぃちゃん、かしら、トランシーバーを貸していただいたあるまじろ君(情報会計科2期生・山岸淳志さん)、そして事前調査や運転など、最初から最後まで暗躍(笑)していただいたまつ遠距離未来永劫新世紀幹事長、大変お世話になりました。


文理科3期生・松崎厚史さん(HN : まつ)
 今年のGWのオフ会。最初は、オムレツを食べる予定でこそこそ影の方で動いていたんですが、だんだんと様子が違ってきまして、なんといちご狩りということになりました(+お寿司)。唯一心配していた天気も、予報に反して当日は気持ちのいい晴れで、絶好のオフ会日和? となりました。いちごは、さすがにとりたては美味しかったです。(^^) ハウスの入り口で練乳をもらいましたが、採ったものによっては練乳なしでも食べられました。普段一人で住んでいますので、パック詰めのいちごさえなかなか食べることがないため(多すぎて)、たまに付き合いでケーキを食べさせられる時ぐらいしかありつけなかったいちごを、思う存分食べることが出来ました。30分食べ放題とのことでしたが、いったい誰が時間を計っていたのかわからず、多分30分をオーバーしていたのではないかと思います。まぁ、何もおとがめを受けなかったので、よしとしましょう。一つ残念だったのは、持ち帰り不可ということでした。次のお寿司は、私の入手していた情報よりだいぶ高級な(というか値段の高い)ところでしたが、頼んだレベルもあったせいか、またまた美味しかったです。福島よりも数段 山の中に住んでいますので、なかなか美味しい魚料理にありつけませんので、嬉しかったです。(^^) というと、食べてばっかりだと思われますが・・・その通りかな(笑)。突発的に、先頭車両の発案で「百尺観音」を見に行きましたが、なんて大きいんでしょう! そこで何故かパノラマ写真を撮っている方を見掛けたんですが・・・。帰る途中にはアイスを食べましたが、既に陽も陰り、涼しくなってきてましたので、皆ダブルを食べている中、細々とシングルを食べておりました。福島に帰り着いた後、翌日も片道200km程走らなければならなかったので、そそくさと長井へ帰らせて頂きました。GWのような長期休暇でないとお会いできない方に会えたのは非常に嬉しかったですが、だんだんとメンバーが固定されてきているように思われます。次回のオフ会には、違うメンバーを巻き込みたいと思ってます。参加した皆さん、お疲れさまでした。また会いましょう! P.S.そろそろ、表立って動く役柄、どなたか代わって頂けませんでしょうか?(笑)

文理科1期生・菅野禎さん(HN : かしら)
 「有名須得遇 三望一期遷 貴人来指処 華菓応時鮮」ほとんど食べることばかり予定されていた今回のOFF会で、唯一の計画外観光場所となった百尺観音で引いたおみくじは大吉でした。おみくじによると、どうやらすごくいいことがあるらしい。目上の人の引き立てを受けて勝手に出世し、争い事も目上の人の指図に任せておけばよく、3つの望みもすべてかない、縁談は仲人にお任せ・・・などなど。ということで、イチゴ食べ放題の感想はほかの参加者の方にお任せします。「ありがとう、百尺観音さま」

文理科1期生・宮里仁さん(HN : DON)
 初のOFF会から1周年記念となった今回の企画、また関東から来ました。男の一人暮らしでは「こんなに食べるの久しぶりだよ〜」とイチゴをほおばってました。海の香りも久しぶりで、舞い上がっていました。詳細は他の方々にまかせて、我々の移動車内での幹事語録を紹介。「関東って、新宿での飲み会以外ほとんど何もできないんだよなぁ」「そろそろ福島で企画を切り回してほしいなぁ」みんなでこれからも、OFF会を盛り上げていきましょう。

情報会計科2期生・佐藤江威子さん(HN : えいちゃん)タイトル「ああ思い出の地・相馬」
 「ふう・・・ここに来るのは何年ぶりだろう・・・多感な思春期のうち3年間を過ごした相馬。見渡す限りの青空、さわやかな潮風、何ひとつあの頃と変わっていないわ・・・」・・・なぁんて、そんな感傷に浸る暇は全くありませんでした。それどころか、久しぶりに来たって言うのに、波にバカにされるし・・・(参加者のみな様、非常にご迷惑をおかけしましたm(__)m)。今度は夏に来て、本気で波と戯れる私をお見せしたいですね(こっちの方が無理)。イチゴも、上寿司も、ジェラートも、とってもおいしかったです。ただ、ジェラートを食べている最中は、真冬のような風が吹き付けてきて、とぉっても寒かったのですが。でも本当に、とっても楽しい時間を過ごさせていただきました。次回、「ああ思い出の地・喜多方」をお楽しみに!!(あるのかいっ!!!)

情報会計科1期生・山本早苗さん(HN : あっきぃ)
 巨大なオムレツが出てくる専門店がある。というもちかけから始まった今回のOFF。いつものごとく思い付きでOFFの提案を携帯メールで直に未来永劫永久幹事まつさんに送りつけたのがきっかけである。決まってみれば、オムレツはまたの機会ということになり、メインは苺狩りとなった。「苺狩り以外をどうする?」これに対し、私の頭には潮干狩りしか浮かばなかった。大の大人が潮干狩り。まあ、それもいいかもしれない。しかし、着替えの準備等、面倒である(しかも、仲間うちには貴公子やご乱心支部長がいる)。結局、幹事の素晴らしい手腕により、相馬地区をたっぷりと堪能できた。寿司は美味しかった。苺は、おばちゃんと仲良くはなるわ物はうまいわ。撮影の時間も惜しかった(倍は食べれたに違いない)。アイスももちろん美味しかった!(いつもながらに食べてばかり・・・) OFFも会を重ねるごとに顔ぶれも決まってきた。いつものメンバーと顔を会わせる楽しみはもちろんだが、自由参加型の集まりなので、興味のある方はどんどんカキコしてぜひ、OFFにも顔を出してほしいと思う。最後に、まつ幹事や遠方からかけつけてくれた方々、本当にお疲れ様でした!

国際文化科3期生・佐藤美和子さん(HN : みわ)
 OFF会にはもってこいのいい天気!(日ごろの行いが良いせいか・・・?!) あっきぃ号ではすっかりくつろいでしまって、居眠りしそうになったり、カーナビの表示に感動してみたり・・・。イチゴ狩りではイチゴをばくばく食べまくって、あ〜満足満足。お腹いっぱい。とか思いつつも、その後、おいしいお寿司も食べたし、これ以上お腹に入らないのではないのか? というくらい、食べたような気がします(でも、アイスも食べたよなぁ・・・。しかもダブルで。甘いものは「別腹」なのだ)。水産物直売センターでは、おまけが一番多かったし、ラッキー! でした。地元にいながら、結局は何にもお手伝いせず、申し訳ありませんでした。まつ幹事&遠方から参加のみなさん、もちろん地元から参加のみなさん、本当にお疲れさまでした。またお会いしましょう!

Photo & Report : 情報会計科1期生・秋元康宏(HN : 元締)
Update : 2001.06.16