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第10回総会・懇親会

 平成13年8月18日、福島ビューホテルにおいて執り行われた第10回総会・懇親会のレポートです。参加者数は例年どおり若干の寂しさは拭えないものの、議事進行にあたっては同窓会運営について多くの建設的な意見が飛び交い、大変意義のある総会となりました。



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集合写真


 福島ビューホテルにて執り行われた第10回総会・懇親会。この開催にあたっては、いかにして多くの方々にご出席いただけるか、新・旧役員一同、事務局と連絡を取り合って昨年の暮から検討し、常任幹事会の招集および各クラス幹事へのクラス名簿および趣意書の送付等、これまでにない試みに取り組んで参りましたが、出席者数は昨年を若干上回る程度に止まりました。一般会員の方々に呼びかける以前に、常任幹事やクラス幹事の出席が非常に少ないことは、実に残念であると言わざるを得ません。そんな中、母校を慕い、また旧交を深めるためにお集りいただいた方々には、感謝の言葉を申し上げると共に、来年度以降も引き続きご出席いただけますこと、また、ぜひとも親しいお友達にお声をかけていただき、多くの仲間とともに同窓会を盛り上げていただけますことをお願いいたします。

 総会では、まず佐藤典夫校長先生にご挨拶をいただいた後、事務局より平成12年度事業報告、平成13年度事業計画案、平成12年度決算報告、平成13年度予算案が提出されました。これらについて、文理科2期生の松崎厚史議長のもと議事を進めていったわけですが、その少ない出席者数にもかかわらず、平成13年度予算案につきまして非常に建設的なご意見を多く頂戴いたしました。予算の内訳としては、国際交流基金への助成費や当サイト運営にあたっての経費、同窓会入会式や総会での会議費などは例年と変わりませんが、今回、新たに役員活動費と事務局活動費の二つを計上いたしました。
 前者は、今年度から往復ハガキによる出欠の確認だけでなく、役員から各クラス幹事等に電話連絡をして出席者を募るなどの新たな活動を行っておりますので、そのための経費として役員1名あたり¥5,000-を支給するものです。後者は、現在当同窓会の各種事務は母校の現職の先生お2人にお願いしておりますが、事務局としての仕事は校務分掌外であり、出席者の皆さんにお配りした総会・懇親会の要項作成や同窓生名簿データの管理、入会式や総会にあたっての役員との打ち合わせなど、プライベートな時間を同窓会のためにかなり割いていただいておりますので、気持ち程度の額ではありますが、手当としてこちらも1名あたり¥5,000-支給させていただくものです。
 今回、後者の事務局活動費について会員の皆様から「年間を通して膨大な時間を費やす事務局員の報酬としては、¥5,000-というのは安すぎるのではないか」「とりあえず本年度は予算として計上された¥5,000-を支給し、来年度以降、同窓会がどう変わるか実績を見て増額したらどうか」「同窓会の実績は我々同窓生が作り上げるものであり、事務局に期待すべき性質のものではない」「他校の同窓会がこの点についてどのように執行しているのか、事務局は総会に資料を提出し、それを参考にして額を考えていってはどうか」等、多くのご意見をいただいたわけですが、この件につきましては顧問である齋藤尚也元校長先生からも別にご意見をいただいており、今後、慎重に検討して執行させていただくことになろうかと思います。
 以上のように、多くの会員が集まることでたくさんの意見を伺うことが可能であり、そこには数名の役員が集っただけでは出てこない、素晴らしいしアイディアがたくさんあることを実感いたしました。例年ですと20分〜30分程度で終わってしまう総会が、今回は懇親会の開始時刻ギリギリまでかかる結果となりましたが、議題そのものもさることながら、会員の皆さんが同窓会活動に興味を持ち、一つの事柄について皆で意見を交わすことにこそ、意義があるのではないでしょうか。
 この他、今年の春に千葉金之助前校長先生が退職されましたので、慣例に倣って顧問を委嘱することになるわけですが、千葉先生が当日ご都合が悪くご出席いただけませんでしたので、後日、校長室で委嘱状をお渡しすることになるとの旨が、事務局より報告されました。

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左:佐藤典夫校長先生/右:松浦淳一元校長先生

 総会の後に催された懇親会では、松浦淳一元校長先生や前述の齋藤尚也元校長先生をはじめ、現・旧職員の先生方にも多くおいでいただき、情報会計科2期生の佐藤毅さんによる乾杯のご発声が終わると、佐藤典夫校長先生の「同窓会と言えば、何といってもこの懇親会こそが楽しみ」のお言葉のとおり、各テーブルにて旧友や恩師との再会を喜び、料理を楽しみながら歓談する姿が見られました。「懇親会」などというとどうしてもお堅いイメージが付きまといますが、実際には気軽に参加できるただのパーティであることがおわかりいただけたのではないかと思います。

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懐かしい仲間が集う懇親会

 あっと言う間の2時間が過ぎ、ステージに集まって集合写真を撮影した後、事務局の齋藤正義先生(情報会計科1期生)から「毎回、来年はお友達を一人ずつ連れてきてほしいと話していますが、なかなかそれも難しいようで出席者の数は横這いです。来年からは総会に併せてクラス会を企画していただき、懇親会の後は各クラス毎に盛り上がっていただけるようになれば、総会への参加者も増えるのではないかと思います」と提案がありました。旧担任の先生とも連絡を取り合っていただいて、懇親会は思ったより気軽なパーティだということをクラスメイトの方々へお伝えいただければ、同窓会の存在意義の一つである「会員相互の親睦をはかる」という目的も達成されるのではないでしょうか。
 事前に会員の方から「懇親会の会費をもう少し下げていただけないでしょうか」といった問い合わせがあり、当日、総会の前に現地にて役員会を開き、急遽、同窓会からの補助支出を増額する形で会費の減額を行いました。同窓会では今後も会員の皆さんからのご意見・ご要望を取り入れて、より皆さんに気軽に参加していただける組織作りを目指して参りますので、趣旨をご理解の上、ご協力いただけますようお願いいたします。